SDGsの取り組み
ヤマセでは、ものづくり企業としての責任を果たすため、国際的な共通目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
環境への配慮やエネルギーの使い方の見直し、地域社会との連携など、日々の取り組みを積み重ねながら、未来につながる企業活動を進めています。
ぎふSDGs推進パートナー登録(2025年12月15日)
ヤマセは、岐阜県が推進する「ぎふSDGs推進パートナー制度」に賛同し、2025年12月15日付で「ぎふSDGs推進パートナー(シルバーパートナー)」として登録されました。
地域に根ざす企業として、SDGsの達成に向けた取り組みを進めています。
SDGs宣言(2025年10月10日)
2025年10月10日付でSDGs宣言を行い、環境保全、働きやすい職場づくり、地域社会への貢献、製品の品質と安全衛生といった分野における取り組み方針を明確にしました。
SDGsを意識した事業活動を、継続的に進めています。
クリーン電力の導入(2023年11月1日〜)
ヤマセでは、中部電力ミライズ株式会社が提供する「CO₂フリー電気」を導入し、2023年11月1日より使用電力の約20%をクリーン電力へ切り替えています。
タイル製造の粉砕工程においては、大量の電力を消費します。再生可能エネルギーの活用を通じて、事業活動に伴う環境負荷の低減を図っています。
100%リサイクル原料から生まれたタイル素材
当社は、陶磁器製造やセラミック製品の製造過程で発生する規格外品や廃棄物を再資源化し、100%リサイクル材料のみで構成されたタイル用原料を開発しました。
これまでリサイクル原料の使用率は70%が限界とされていましたが、独自の粉砕・配合技術により、完全リサイクル化を実現しています。
従来の磁器タイルと同等の品質を維持しながら、プレス成形・焼成などの製造条件を変更することなく使用可能。既存ラインへの適用もスムーズで、生産効率を損なうことなく環境負荷を大幅に低減できます。
廃棄物を新たな資源へと生まれ変わらせる、持続可能なモノづくりの新しいスタンダードを目指しています。
焼成温度を低減し、タイル製造工程のCO2排出を削減
当社では、タイル製造におけるエネルギー消費の削減を目的に、省エネルギー焼成技術を開発しました。
従来、磁器タイルの焼成には約1,250℃の高温が必要でしたが、原料特性と熱効率の最適化により、約1,150℃での焼成を実現。これにより、燃料使用量を約7%削減し、CO₂排出量の抑制にも大きく貢献しています。
この技術は、小型のモザイクタイルから大判タイルまで対応可能で、既存の製造ラインでも導入が容易です。
品質・強度・意匠性を損なうことなく、省エネルギー化を実現する、持続可能なタイル生産の新たなスタンダードを目指しています。

自然素材の力で、空気を整える調湿タイル
当社は、伝統的な土壁の調湿機能を現代の住宅空間に取り入れた調湿タイル「純(JUN)」を開発しました。
このタイルは、室内の湿度を自然に吸放湿し、カビや結露の発生を抑えるとともに、生活臭を吸着する脱臭効果も備えています。
原料には石灰(ライム)を使用し、空気中のCO₂を吸着して硬化する自然反応を活かしています。
これにより、住環境の快適性を高めるだけでなく、大気中のCO₂削減にも寄与する環境配慮型製品です。
「純(JUN)」は、自然素材の力で空気と暮らしを整える、次世代のインテリアタイルです。

廃陶磁器の再利用
廃棄された陶磁器を全国から回収し、弊社工場内で粉砕を行った上で、タイル用の原料として再利用しています。
通常、廃棄される陶器やタイルは不燃ごみとして埋立地へ送られますが、弊社でタイル原料に再利用することで、廃棄物軽減に貢献しています。
廃棄される陶磁器の他、ガラスや研磨剤などの製造から排出される廃棄物を再利用するなどの研究を重ね、現在は使用する原材料の1/6程度をリサイクル材料に置き換えるまでになりました。
今後も更にリサイクルの研究に取り組み、2030年度までに窯業坏土原料としての再利用率を1/2まで増やす目標です。

